スクールカウンセラーが、教室で心理学やカウンセリングの理論に基づいた、心理教育的なプログラムを実践することが求められています。
文部科学省の教育相談等に関する調査研究協力者会議が平成29年1月にまとめた「児童生徒の教育相談の充実について ~学校の教育力を高める組織的な教育相談体制づくり~ (報告) 」では、未然防止、早期発見や早期の支援が重視されています。そして、スクールカウンセラーの職務内容として、「(4)児童生徒の困難・ストレスへの対処方法、児童生徒への心の教育に資する全ての児童生徒を対象とした心理教育プログラム等の実施」が挙げられています。
1対1のカウンセリングだけではなく、教室で多くの子どもちに支援していくことが求められているのです。
そういう場面で、プログラムを展開していくノウハウが色々と積み重ねられてきています。筆者も、色々な資料を参考にしながら、少しずつ実践を続けてきました。
そういった中で、自分なりにオリジナルでプログラムを工夫して実践してきました。図のように、感情をレーダーチャートとして表現することが、子どもたちにも分かりやすいと実践での手応えを感じました。そこで、いくつかの心理教育プログラム案をスクールカウンセラーの皆さんに提供したいと考えました。
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