心療内科・精神科とカウンセリングを同時に利用することは可能ですし、実際に多くの方が同時に利用しています。

一般的に、心療内科や精神科の症状には心理的な要因が関わっていることが大半です。症状につながっている心理的なメカニズムが変われば、症状が軽減していくことが期待できます。

そこで、お薬を飲んで症状を抑えつつ、カウンセリングを活用して症状の解消を目指すことは、良い方法だと考えられます。

主治医にカウンセリングも同時に利用したいことを伝えて、了解を得ることが必要です。「色々とお話を聞いてもらって相談しながら、気持ちが安定できるようにしたいので、カウンセリングを利用したいのですが、いかがでしょうか？」などと主治医に伝えていただくのが一案です。なお、了解は口頭でOKです。文書を書いていただく必要ありません。

リソースポートを継続的にご利用いただくことが決まった段階で、リソースポートをご利用いただいていることを主治医にお知らせする文書を作成します。その文書はご自身で主治医か病院の窓口にお渡しください。

不安やうつで辛い思いをしているが、心療内科や精神科を受診することには抵抗があるという方は少なからずいらっしゃいます。また、不安やうつに効果があるお薬を飲むことに抵抗がある方もいらっしゃいます。ところで、どんな病気でも病院を受診することを迷うことは非常に良くあることです。病院受診や服薬に抵抗を感じるのは、ある意味自然な事です。

そのため、病院受診を迷っている場合に、まずはカウンセリングを利用してみることは、良い選択だと思います。カウンセリングの中で、その旨をお知らせいただければ、心療内科や精神科の利用について一緒に考えることができます。

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