東京医科大学茨城医療センター(阿見町中央3-20-1 )の市民公開講座が開かれます。
参加費は無料で、申し込みも不要です。ウェブサイトから情報を転載いたします。
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第67回 市民公開講座
『起立性調節障害の子どもたち』
「朝がつらい」「登校できない」
実は、病気のせいかもしれません。
東京医科大学茨城医療センター
小児科医師 呉宗憲
日時 平成30年10月27日(土) 14時から15時
場所 東京医科大学茨城医療センター 1F 多目的ホール
※入場無料、申し込み不要、どなたでもご自由に参加できます。
主催:東京医科大学茨城医療センター広報委員会
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起立性調節障害とは
起立性調節障害とは、自律神経の活動のバランスが崩れていて、立ちくらみ、立っていると気持ち悪くなりひどいと倒れる、朝なかなか起床ができないなどの症状が現れてくる病気です。
小学生の5%、中学生の10%が該当するそうです。
ご家庭では、最初は、単なる朝寝ぼうと思われて、子どもが叱られてしまうことが多くなりがちです。自己嫌悪になったり、親子関係が険悪になったりしてしまう危険性があります。さらには、学校になかなか行けなくなってしまうことも多いようです。
ストレスが一つの要因になっているため、学校へなかなか行けないことがストレスになって、起立性調節障害の症状がさらに悪化して、さらにストレスが大きくなって・・・という悪循環になってしまうことも生じがちです。
お薬を飲むだけでは、なかなか良くならないようです。症状が改善するためには、ストレスへの対処を身につけたり、ストレスを軽減するためのカウンセリングも役に立ちます。また、生活習慣を整えることや、軽い運動を続けることも効果があります。
また、生活習慣を整えていくことが大切ですから、保護者様がご家庭でお子様にどんな風に関わっていくかも非常に大切です。そういう意味で、お子様ではなく保護者様がカウンセリングを受けることも一つの方法です。
実は、子どもたちのカウンセリングの現場では、良く出会う病気です。公開講座で専門の医師から話が聴けるというのは、非常に得難いチャンスだと思います。無料で申し込み不要ですから気軽に行けますね。
なお、起立性調節障害についての医学的情報は日本小児心身医学会のwebサイトで解説されています。以下のリンクからどうぞ。