リソースポートの場所を使って、「聴く力 の 学び場(RPマナビバ)」が開かれます。
カウンセリングの基本中の基本は「傾聴」です。ただ、基本というのは簡単にできるということではなく、どんなに経験を積んでも、常に大切ということです。つまり、非常に経験を積んだカウンセラーが高度に専門的なカウンセリングを行う場合にも、「傾聴」は重要なのです。
しかも「傾聴」は、カウンセリングの中やカウンセラーにとって重要なだけではなく、どんな人にとっても、普段の生活や活動の中で非常に大切なものです。
例えば、阿川佐和子さんが書かれた「聞く力ー心をひらく35のヒント」(文春新書)という本は大ベストセラーになりました。多くの人が、「傾聴」を大切に感じていて、「傾聴」できるようになりたいと願っている一つの証拠だと思います。
しかし、実際は本を読んだだけでは、「傾聴」は身につきません。繰り返し練習することを通して少しずつ身についていくものです。また、自分一人だけでは、「傾聴」の練習はできません。必ず相手が必要になります。
こういった事情があって、「傾聴」できるようになりたいと思っている人は多くても、身につける機会がなかなかないものです。
【 聴く力 の 学び場 】が開かれます
そこで、「傾聴」を学び、身につけたいと願うすべての人に向けて、【 聴く力 の 学び場 】を開くこととしました。ささやかな会ですが、様々な立場の人が「聴く力」を身につけようと一緒に学んでいける会にしたいなぁと思っています。
【 聴く力 の 学び場 】では、ちょっとしたやり取りや対話を体験して、「聴く力」を磨いていきます。また、チャンスがあれば、「傾聴」の場面のビデオ見たり、自分たちが「傾聴」している場面ををビデオにとって見直したりしてみたいと思います。
こんな方にお勧めします
- 職場での部下とのかかわり方を見直したい方
- 傾聴の姿勢や技術をさらに深めたいカウンセラー
- 施設利用者への支援を磨きたい福祉関係の支援者
- 家庭でのお子様へのサポートを見直したい保護者の皆様
※経験のあるなしにかかわらず、どなたでもご参加いただけます。
開催の概要
日時:毎月第1・3金曜日(2018年11月2日~)
午後6時30分~8時
※2019年4月からは、毎月第3金曜日の開催とします。
2019年の予定
1月18日 2月1日 2月15日 3月1日 3月15日 4月19日 5月17日
参加費 無料
場所 子育てカウンセリング・リソースポート
活動記録
第3回 2018年12月21日(金)
第3回目の開催は、12月21日(金)の18時半からでした。全員で3名でのマナビバでした。
資料を用いて傾聴の基本7項目を確認しました。その内容についていろいろと話し合いました。「話についていくこと」が大切であることを少し強調してお伝えしました。スタッフも含めて3名で、深い話し合いができたように思いました。
また、ミニ事例をもとにして、話し手から「どうしたら良いでしょうか?」と質問された時に何と応えるかということを、具体的に考えました。先へ進もうとするのではなく、相手の心の動きを感じ取って、それに応えていくことが大切だということなどが話し合われました。
今回の実習は、参加者のお一人が聴き手となり、リソースポートスタッフの半田が話し手となってロールプレイをしました。
相手をサポートしようとすると、自分の実感とは少し違った内容を応えてしまうことがある、といったことを話し合いました。
第2回 2018年11月16日(金)
第2回目の開催は、11月16日(金)の18時半からでした。全員で3名でのマナビバでした。
前回も参加されたAさんが、前回のマナビバで体験したことから気づきがあって、それ以来、自分の聴き方についていろいろと考えるようになった。傾聴するときの聴き方を工夫するようになったということを報告してくださいました。
具体的に言うと、相手の話を傾聴しているときに、話に登場してくる人物に焦点を当てるのではなく、話している人自身に焦点を当てて聞いていくことが大切だと感じたとのことでした。Aさんは、普段の仕事の中でも、そのことを気を付けるようにしているということでした。
早速、気づきを生かしてくださっていることが本当に有り難いことだと感じました。
第2回目のテーマは「相手に関心を持つ」というテーマで、少しだけ傾聴の姿勢について話しました。実は、Aさんが、気を付けるようにしていることと、重なっている内容で大変驚きました。
スタッフも含めて3名で、深い話し合いができたように思いました。
今回の実習は、参加者のお一人が話し手となり、リソースポート代表の半田が聴き手となってロールプレイをしました。
録音をして、聴きなおすことは、私にとっても学びにつながる体験となりました。
第1回 2018年11月2日(金)
初めての開催となったRPマナビバは、2018年11月2日の第一金曜日、18時30分からでした。土浦市と守谷市のお二人の参加者でした。代表とスタッフ合わせて、4人でのRPマナビバでした。
傾聴について、卵型の模式図を使って解説した後、実習をしました。お一人に聴き手、もうお一人に話し手の役割をとってもらって、4分弱のロールプレイを行いました。ロールプレイを行った後、録音を聞いて、気づいたこと考えたことを話し合いました。
ロールプレイは、2回実施して、参加者のお二人とも、聴き手と話しての両方を経験することができました。
次回(第2回)は、11月16日(金)の午後6時30分からリソースポートで行います。第1回の参加者のお二人も参加のご予定とのことで、最大であと2名の参加が可能です。