夏休みが始まりました。毎年、夏休みの終わりが近づくと、子どもたちに対して無理に学校へ行かなくても良いという呼びかけが行われています。夏休みの終わるときや、夏休みが明けるときに自ら命を絶ってしまう子どもたち多くなるということがあり、それを防ぐために、呼びかけられています。
命を絶ってしまう子どもたちを助けなくてはならないのですが、そこまでに至らなくても、多くの子どもたちが辛い思いをしているのだと思います。そういった子どもたちにも、サポートを届けなくてはならない、と思います。
夏休みが明ける頃になってから急に子どもたちに呼びかけるのではなく、1年を通して、子どもたちとつながりを持ち、サポートしていくことが大切だと思います。そのうえで、夏休みだからこそできるサポートがあると思います。
夏休みは学校から距離を置ける時期
夏休みの一番の良いところは、学校に長期間行かなくても良いということです。当たり前のことなのですが、一番大切なことです。つまり、夏休みの間には、学校と心理的に距離を置くことができるのです。
学校から心理的に距離を置くことができた時には、子どもたちには、学校のことをできるだけ考えたくないかもしれません。反面、距離を置くことができるからこそ、学校のことを落ち着いて眺めることができるのです。
夏休み前に学校に毎日通っているときは、ある意味、子どもたちは戦闘状態です。その状態は、その日その日を切り抜けていくだけで精一杯です。学校を対象化して、眺めることは難しいのです。だからこそ、夏休みに学校を対象化し、眺めることが大切だと思います。
そのためには、子どもたち自身が、学校について思っていることを、自分の思いをありのままに話せることが大切です。1学期のことをまじめに振り返るのではなく、ざっくばらんに、言いたいことを好きなように話すことが大切なのです。言いたいように話す中で、気持ちが整理され、心の負担が軽くなってくると思います。また、子どもたちが大きすぎる心の負担に苦しんでいる場合には、その負担に大人が気づくチャンスになります。その場合には、大人が子どもたちをサポートしてあげる良いきっかけになると思います。
しかし、本当に思っていることをありのままに話すことは難しいものです。そこで、子どもとたくさん雑談をすることと、そして、お父さんお母さん自身の子ども時代の学校の話を子どもたちに話してみることをお勧めします。
子どもとたくさん雑談をしよう
一般に、人は大切なことだけを話すことはできません。たくさんの雑談をする中で、その中に少しずつ大切な話が顔を出してくるものです。大事な話をしようとして、そこにばかり気持ちが向いてしまうと、意外と大切な話をすることができなくなります。
子どもと学校について話す場合も同じです。たくさんの雑談の中に、大切な話が少しずつ含まれてくるような会話を持つことが必要なのです。よく「夏休みは、親子でじっくりと会話をする時間をとろう」などという呼びかけを見かけることがありますが、理にかなっているのです。
たくさんの雑談をする時間を持つ中で、自然と子どもたちが日頃感じていた思いや考えが少しずつ語られてくると思います。
親の子ども時代の学校の話を子どもに語ろう
また、大切なことだけに気持ちが向かってしまうと、発想が貧困になり、行き詰まってしまいがちです。仕事の話合いでも、ブレインストーミングなどを取り入れて、発想を広げることを重視していると思います。ブレインストーミングの時には、善悪の判断や常識はとりあえず脇に置いて、発想を広げること重視すると思います。
ご家庭でブレインストーミングをすることも、大変面白いと思います。やってみようと思う方はぜひ、取り入れてみていただけると良いと思います。ところで、ブレインストーミングとある程度同じ働きが期待できる方法があります。それは、親が自分の子ども時代の学校の話をすることです。今の学校とは切り離して、自分の体験や自分自身の思い出として語ることです。それは、現代社会の学校を生きる子どもたちにとっては、一種のブレインストーミングなのです。驚きと面白さを感じる世界を自分の親が生きてきたというリアルな感覚が、子どもたちの心を刺激します。
ブレインストーミングの時には、楽しむことが大切です。それと同じで、楽しく自分自身が子どもの頃の学校の話をしましょう。当時は辛かったことでも、今は良い思い出話かもしれません。辛かった体験が楽しく語られることに触れるのは、子どもたちにとっては、勇気と安心感につながります。
ブレインストーミングは正しいか正しくないか、良いか悪いか、にはこだわりません。それと同じで、昔の話も、正しいか正しくないか、良いか悪いかにつなげることはあまり意味がありません。楽しく話すことが大切です。「えー! 嘘でしょ!!?」などと驚いたりしながら、楽しく話していくことが一番大切です。その中で、自然と子どもたちは自分自身の学校を対象化して眺めることができます。
まとめ
学校から距離ができる夏休みこそ、学校について語る良いチャンスです。
子どもたちとたくさん雑談しよう。
親が自分の子ども時代の学校の話を楽しく話そう。
子どもたちが自分の学校のことについて対象化して眺め、心の整理をすることにつながります。
その後の対応やお子様の変化に迷うとき
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