8月17日(土)~18日(日)に、常磐線松戸駅のすぐ近くにある聖徳大学で、学校心理士大会が開催されます。
大会テーマは「公認心理師誕生の中での学校心理士の役割」という、今まさにホットなテーマです。
非会員の人も2日間通しの参加費10,000円で参加できます。公認心理師を取得して学校で仕事をしている方にはおすすめです。
開催場所の聖徳大学のホームページは以下のリンクからご参照ください。
詳しい情報は、以下のリンク先からご参照ください。
注目のプログラム
プログラムは非常に魅力的な内容が満載です。
個人的に注目している講演などをピックアップしてみます。
公認心理師と学校心理士のコラボレーションによるチーム学校の促進
大会シンポジウム1 8月17日(土)13:30~15:30
<テーマ> 公認心理師と学校心理士のコラボレーションによるチーム学校の促進
<企 画> 石隈利紀(東京成徳大学)
<コーディネーター> 〃
<話題提供者> 鶴 光代(東京福祉大学大学院)
西山久子(福岡教育大学)
植草伸之(千葉市立院内小学校)
補足情報
公認心理が誕生して、心理職の資格それぞれの持ち味や有資格者同士の連携などが重要となってきています。「公認心理師と学校心理士のコラボレーションによるチーム学校の促進」というのは、今まさに重要なテーマだと言えます。
愛着障害と発達障害の理解と支援
研修講座2 8月17日(土)13:30~15:30
<テーマ> 愛着障害と発達障害の理解と支援
<講 師> 米澤好史(和歌山大学)
補足情報
米澤好史先生は、「やさしくわかる! 愛着障害―理解を深め、支援の基本を押さえる」(ほんの森出版)という本を書かれています。分かりやすくて実践的な本でAmazonでも星5つの高評価です。米澤先生は、和歌山大学に所属されていますので、関東でお話を聞くチャンスはなかなかありません。ご講演を聞くことができるまたとないチャンスです。
子どもの不安への対処力を養う認知行動療法プログラムの現在と展望
大会シンポジウム2 8月17日(土)15:40~17:40
<テーマ> 子どもの不安への対処力を養う認知行動療法プログラムの現在と展望
-「勇者の旅」の授業実践を通して-
<企 画> 小柴孝子(神田外語大学)
浦尾悠子(千葉大学子どものこころの発達教育研究センター)
<司 会> 小柴孝子(神田外語大学)
<話題提供者>浦尾悠子(千葉大学子どものこころの発達教育研究センター)
猿渡正利(非営利活動法人まちと学校のみらい参与/西九州大学非常勤講師)
植野広行(埼玉県吉川市立北谷小学校)
張 愛子(千葉女子専門学校)
<指定討論者>清水栄司(千葉大学子どものこころの発達教育研究センター)
補足情報
「勇者の旅」は、小学校高学年(~中学生)児童を対象とする、1回45分×全10回の予防教育プログラムです。認知行動療法の考え方に基づいて構成されています。 『勇者の旅』プログラムの授業中、子ども達は各自がワークブックに書き込みをしながら、自分自身の不安の問題を解決する方法を考えたり、実際に行動したりすることを通して、不安への対処力を身につけていきます。
「勇者の旅」についての詳しい情報は、以下のリンク先をご参照ください。
学校教育に活用できる森田療法の実際について
研修講座7 8月18日(日)9:30~11:30
<テーマ> 学校教育に活用できる森田療法の実際について
<講 師> 岡部初子(千葉たんぽぽの会)
補足情報
森田療法というのは、1919年に森田正馬(精神科医)によって創始された精神療法です。 対人恐怖や広場恐怖などの恐怖症、強迫神経症、不安神経症(パニック障害、全般性不安障害)、心気症などが主な治療の対象です。これまでに高い治療効果をあげていると言われています。2018年に実施された公認心理師の試験問題に出題されていることから、急に注目されています。入院が基本となる治療方法ですが、それを学校教育に活用するというのは非常に興味深いように思います。