-複雑性トラウマと解離の理解-
講師にお迎えする大河原美以先生は、代表とスタッフの半田が大学院時代から親しくさせていただた方です。大学院で同じゼミに所属して一緒に修士論文を作成した仲間です。
東京学芸大学の教授をなさっていましたが、早めに退職されて「大河原美以心理療法研究室」を開室されました。親子の心理療法や家族療法、EMDR療法を専門となさっており、たくさんの著書も出版されています。
今回、こちらのご希望入れていただき、研修会の講師をお引き受けいただきました。
ぜひ、たくさんの方にご参加いただければと思います。
講師 大河原 美以 先生
臨床心理士・公認心理師
大河原美以心理療法研究室 室長
日時:2021年9月20日(月・祝)13:00~16:45
講師プロフィール
臨床心理士・公認心理師,博士(教育学)
元・東京学芸大学 教育心理学講座 教授(2021年3月まで)
専門は、親子の心理療法・家族療法・EMDR療法
1997年9月より、東京学芸大学 助教授。
2007年4月より、東京学芸大学 教授。
2021年3月、23年7ヶ月勤務した東京学芸大学を(3年早く)早期退職。
2021年4月、「大河原美以心理療法研究室」を開設。
主要著書
「いやな気持ちは大事な気持ち」(絵:山本実玖)
日本評論社 2021年
「子育てに苦しむ母との心理臨床 EMDR療法による複雑性トラウマからの解放」
日本評論社 2019年
「子どもの「いや」に困ったとき読む本」
大和書房 2016年
「子どもの感情コントロールと心理臨床」
日本評論社 2015年
「子どもたちの感情を育てる教師のかかわり-見えない「いじめ」とある教室の物語」
明治図書 2007年
「ちゃんと泣ける子に育てよう-親には子どもの感情を育てる義務がある」
河出書房新社 2006年
「怒りをコントロールできない子への理解と援助 教師と親のかかわり」
金子書房 2004年
講師から
「おちつきがなく暴言をはき、集団行動に困難を抱える子ども」が教室にいると、教員にとっては通常の授業を行うことが困難になり、教員と児童の関係も、学級全体の雰囲気も、保護者との関係もすべてがうまくいかなくなってしまいます。このような「感情コントロールできない子ども」、学校が一番困っている問題に対して、SCが専門性をもって主体的に関与していくこと、保護者支援を行うこと、それは喫緊の課題といえます。
感情コントロールの問題は、親子関係における愛着の問題と密接しており、支援を組み立てるにあたっては、複雑性トラウマと解離についての理解を深めることが必要です。またそれは、過剰適応して「よい子」になっている子どもたちの支援のためにも、きわめて重要な視点になります。
前半のVTRによる講義では、「感情コントロールの力はどのようにして育つのか」の基本を学びます。後半は、相談支援職の方を対象に、専門職として事例を見立て、支援する視点を解説します。
内容
前半:ビデオ視聴(約1時間30分)13:00~14:30
「感情コントロールの力はどのようにして育つのか」の講演動画です。
どなたでもご視聴いただけます。
後半:LIVE講演(約2時間)14:45~16:45
事例の見立てと援助の方法をスクールカウンセラーの視点から解説します。
相談支援職限定です。
※後半は前半の内容を踏まえた講演となります。
※前半のビデオを視聴したことがある方は、後半のみ参加も可能です。
参加費
ビデオ視聴(前半)+LIVE講演(後半)・・・4,400円
ビデオ視聴(前半のみ) ・・・・・・・・・・1,100円
LIVE講演(後半のみ)・・・・・・・・・・・3,300円
※前半のビデオを視聴したことがある方は、後半のみ参加も可能です。
※一般の方(相談支援職以外の方)は、前半のみ参加できます。
※後半のLIVE講演の見逃し配信はございません。
以下の点にご留意ください
※この研修は臨床心理士の資格更新ポイントの対象外です。
※ZOOMを活用したオンライン研修会として開催します。
・Wi-Fiなどの安定したインターネット接続が必要です。
・スマホまたはパソコンがあれば受講できます。