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マインドフルネスでストレス解消

「マインドフルネス」という言葉を聞いたことがある人も多いかもしれません。

 

ストレスに負けずに、心の健康を維持するために非常に役立つ姿勢や方法です。マインドフルネス瞑想(メディテーション)とか、マインドフルネス呼吸法などという形で、ストレスへの対処方法として取り入れられています。

 

呼吸法や瞑想(メディテーション)などと言われると、難しい感じがするかもしれません。しかし、実際は、ごく簡単に生活に取り入れることができる方法があります。

 

その方法を皆様にお伝えしたいと思っています。

 

心の悩みは過去と未来にとらわれるから

 

現代社会の生活は、ストレスが多い毎日が繰り返されていると思います。ストレスから逃れたくても逃れられなくて、辛い思いをしている人も多いかもしれません。

 

実は、人の悩みは、過去や未来にとらわれることで増幅してしまっているのです。

 

マインドレスネス(マインドフルネスではない状態)
マインドレスネスとは過去と未来にとらわれる状態

 

「~すればよかったのに・・・」と過去のことを考えて落ち込んだり、「~が起きたらどうしよう・・・」と未来のことを考えて不安になったりしがちです。

 

マインドレスネス(マインドフルネスではない状態)
マインドレスネス(こころここにあらず)とは

マインドレスネス

こんなふうに、嫌なことを思い出して考えたり、嫌なことを想像して考えてしまうということは、誰にでも生じがちです。

 

何か家事をしたり作業をしたりしていても、そういった嫌なことばかりを考えてしまっていて、言わば「心ここにあらず」という状態です。この状態を「マインドレスネス」と言います。

 

実は、「マインドフルネス」と反対の状態が「マインドレスネス」なのです。

 

「マインドレスネス」の状態が続くと、心(脳)が疲れ切ってしまって、心(脳)が上手く働かなくなってしまいます。意欲が低下したり、不安などの不快な感情が大きくなったり、物事が考えられなくなったりしてしまうことがあります。

 

 

マインドフルネス

心ここにあらず(マインドレスネス)の反対で、「いまここ」に気持ちを向けて、それをしっかりと感じ取っている状態が、「マインドフルネス」です。

 

もう少し詳しく言うとこんな感じです。

 

自分自身をとりまく環境や自分自身の反応に、いまここで気持ちを向けて丁寧に感じ取ります。その感じ取ったことは、判断したり評価したりせずにそのまま受け止めて、味わいます。そして、また違う何かが感じ取られてきたら、今まで感じ取ってきたことからは自然に気持ちを放し、次に感じられてきたことに気持ちを向けていきます。

 

こういう姿勢をマインドフルネスと言います。

 

 

 

聴覚(音の)マインドフルネス

「マインドフルネス」ということを理解していただいたかと思います。理解しただけでは、実践できるようにならないので、ここで少し練習してみたいと思います。

 

まず、音に耳を澄ましマインドフルネスを練習してみます。

 

次の動画では、小川の音と虫の鳴き声が聞こえてきます。その音に気持ちを向けて、耳を澄ませて、音を聞いてください。

 

5分間あります。

最初は、虫の鳴き声に集中して聞いてみてください。

次に、小川の音に集中して聞いてみてください。

最後に、虫の鳴き声と小川の音の両方に耳を澄まして聞いてみてください。

 

何かが思い浮かんでくるかもしれません。その思い浮かんできたことを考えるのではなく、思い浮かんできたら、「あ、○○が思い浮かんできたな」と心で思った後、自然に小川の音か虫の鳴き声に気持ちを向けて、聞くようしてください。

 

虫の鳴き声と小川の音は

「無料効果音で遊ぼう!」さん(https://taira-komori.jpn.org/index.html)からお借りしました。

 

小さめの音でお試しください。

 

この練習になれたら、日常生活のちょっとした隙間時間に、いまその瞬間に聞こえる音に耳を澄ましてみて、音のマインドフルネスをやってみてください。

 

味覚のマインドフルネス

 

有名なマインドフルネスの練習(エクササイズ)に「レーズンエクササイズ」というものがあります。

 

「1粒のレーズンを食べる」という行為を丁寧にじっくりと感じ取るエクササイズです。

 

 

レーズン
レーズンをじっくり味わうこともマインドフルネス

 

 

レーズンを手に取ることからはじまります。まずは、良く目で見て観察します。次に、匂いや重みを感じとります。

 

そして、口の中に入れます。舌で転がしたり、歯で噛んだり、舌で感触を味わったり、口の中に広がる匂いを感じ取ります。最後に飲み込んで、喉を通る感覚を味わいます。

 

 

レーズンだけではなく、他の食べ物でも、同じようにできます。チーズ、チョコレート、漬物、ご飯、コーヒーなどを、同じように丁寧に味わいます。

 

大好きな食べ物を食べるときには、自然とマインドフルネスになっていたかもしれません。

 

色々なマインドフルネス

 

生活の中でも色々な場面や活動でマインドフルネスを実践することができます。

 

お掃除をすることも、その感覚に集中すればマインドフルネスの良い機会になります。庭の草抜きも同じです。

 

色々な場面でマインドフルネスを取り入れて、ストレスに負けないで、心の健康を保ってください。