お子様が、学校を休みがちになったとか、頭痛や腹痛といった身体症状が出ているけれども病院でストレスが原因ではないかといわれたとか、カウンセリングを受けさせたいと思ったりすることがあると思います。そういう時にどんなふうにお子様にカウンセリングを勧めたら良いか悩んでしまう方も多いかもしれません。
カウンセリングは心理的に問題がある人が受けるものではありません。そうではなく、自分で自分の問題を解決しよういう前向きな力を持っている人が活用するものです。実は、積極的、肯定的なものなのです。
しかし、日本の世間一般ではカウンセリングは、問題がある人が受けるものだと思われているかもしれません。お子様も、そんなふうに思っているかもしれません。だからこそ、カウンセリングに勧め方には工夫が必要です。
カウンセリングの良くない勧め方(2種類)
だまして連れていく
一番良くない勧め方は、だまして連れて行くという方法です。その時は、カウンセリングを受けても、2回目以降にカウンセリングを受ける可能性が極めて低くなります。それよりも、家族に対する不信感が大きくなってしまって、家族関係が険悪になってしまうと言う可能性まであります。
心配だから、と勧める
また、良くない例としては、「この先心配だからカウンセリングを受けてみよう」という勧め方です。この言い方は、言外に「あなたが問題だ」というニュアンスが含まれています。子どもから「私は、おかしくない」などと反論されて、連れてくることができないということも生じます。子どもが、カウンセラーから非難されるかもしれないと不安を募らせるかもしれません。
カウンセリングの良い勧め方(4種類)
困り感の解決のヒントが得られると勧める
本人の困り感に沿って、それを解決するヒントが得られるかもしれないと、説明してみることが、基本だと思います。「(あなたの困っている)○○ということを解決するヒントがあるかもしれないからカウンセリングを受けてみよう」とすすめることが良いと思います。
性格傾向から勧める
また、本人の特徴や性格を踏まえて勧めることも良いと思います。「あなたは、自分できちんと考えるタイプだから、そういう人はカウンセリングが向いているらしいよ。カウンセリングに行くと自分で考えるヒントが分かるから、それを参考に自分で色々考えるのが良いみたいだよ。」というのが良いと思います。
回数や時間を限定して勧める
他には、回数や時間を限定してみることも良いかもしれません。「1回受けてみたら良いと思うけど。1回受けてみて、良かったら続けたら良いし、あわないなぁと思ったらやめれば良いんだよ。」などと、子どもに勧めてみるのが良いと思います。1回でもカウンセラーに会って話してみることができていれば、必要なときにカウンセラーを活用することもできるかもしれません。
話さなくても良いと保証して勧める
極端な例ですが、場合によっては、カウンセラーに話したり相談したりしなくても構わないと保障することもひとつの方法です。「話したり相談したりしなくても構わないから、1回会ってみて、信頼できそうな人だったら、数回行ってみたら」と勧めてみることもひとつです。ただし、カウンセラーであっても話さない子どもと良い関係を作るのは難しいので、最初の関係づくりで苦労してしまうかもしれません。事前に、「子どもは来るのに抵抗があったから、話さなくても良いから、一回会ってみようと言って連れてきた」とカウンセラーに伝えておくことが必要だと思います。
子育てカウンセリング・リソースポートは茨城県守谷市にあります。
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